老眼鏡


はじめに

私は、小学校入学時の健康診断から、中学、高校、会社の健康診断も、「視力両眼2.0」だった、視力表は、2.0までしかないので、2.0と言っているだけで、駅のホームで、隣のホームの時刻表は当然完璧に見え、さらにそのもうひとつ向こうの時刻表も読めたので、たぶん、両眼同時視力では、3か4は、軽く行っていたんじゃないかと思う。

「目が良いと、老眼が早くくる」と前々から聴いてはいたが、ついに本当に来てしまった。

新聞や、読書がまず読み難くなったので、普通の老眼鏡を作った。確かに、よく見えるようになったが、結構深刻な弱点が老眼鏡にあることが分かった。

老眼鏡は、調整してもらった距離以外のものは、かえって見難くなるのである。

読書用なので、30cm付近が良く見えるようにしてもらったのだが、本を見ながら、パソコンの設定をしたり、紙にメモした文章をパソコンに打ち込む場合、手元の本は良く見えても、パソコンのデスプレーを見るためには、眼鏡を外す必要がある。

デジカメをセットするときは、眼鏡をかけないと、LCDに表示されたメニューが見えないが、撮影するときは、眼鏡をとらなければ駄目だ。


対策

これは、結構手間がかかる上、すごく目が疲れる。

仕方なしに、「ニコンソルテス」を使ってみることにした。「遠近両用眼鏡」ではなく、視線を下げると、30cmぐらいが良く見え、視線を上げると50〜60cmがよく見える「近用」多焦点眼鏡なのだ。

これは確かにいける。

眼鏡を持ち上げると、正面の30cm付近も見られるし、下げ気味にすると、手元の、50cm付近も見える。

ただ、有効なのは、眼球の「上下」で、焦点が変化するだけで、左右は歪し焦点も合わずよく見えない。

眼球を左右に動かさずに、首を回して見ればよいのだが、長い間視線の移動で、左右も見ていたので、結構練習がいる。

それを除けば、単焦点レンズより遥かに使いやすい。もっとも読書するときは、単焦点レンズの方が、当然見やすい。

もし、単焦点レンズでは、パソコン操作にかなり負担がかかることがあらかじめ分かっていたら、はじめから、ニコンソルテスを使ったのではないかと思う。

パソコン操作が必須の「もと、裸眼視力が抜群」だった人には、こっちを勧めたいが、なにせ、その人の目と見る距離が定まらないと作れないオーダーメード品で、「ためしに使う」というのが、困難なのだ。


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