このプログラムは、Spyboticsを使って、DDK/DSDKの本体になっているMicroSCOUTをプログラムするために開発しました。
今までに、私はPCのサウンドカードと簡単に自作できるハードウエアを使ってVLLを発射しプログラムするものや、RIS 2.0に付属するUSB LEGO Towerを使ってVLLを発射するWinVLLなどを作ってきました。
今回は、Spyboticsの基本セットだけで、VLLを発射し、MicroSCOUTをプログラムするツールをリリースします。
SpyboticsとDDK/DSDKだけ持っていれば、自作ハードを作ることもなく、RIS 2.0も必要ありません。
今まで、MicroSCOUTのパワーモードを使ったことがない方も、是非ご利用ください。
製作したプログラムをここに置きますので、Downloadしてから解凍して下さい。SpyVLL.exeとNQC 2.5 a4が含まれています。
SpyVLL.exeをダブルクリックすれば、そのまま使えます。レジストリはまったくいじりませんが、c:\Windows\SpyVLL.iniを発生し、設定を保存します。Uninstallするとき気になる方は、deleteしてください。
まず、SpyVLL.exeを起動してください。
今回は、英語版です。各コマンドのボタンを押すと左のウィンドウにプログラムリストが並んでいきます。MicroSCOUTの限界の16コマンドまで入力できます。
入力ミスしたときは、そのコマンドラインをクリックして選択した後、Deleteボタンを押します。また、リストの途中にコマンドを追加したいときは、追加する部分をクリックして選択し、コマンドキーを押せば選択した次の行に挿入されます。
"Save to File"は、入力したプログラムを保存したいとき使います。sufixは、*.vllにしました。ファイルにセーブしたプログラムは、後に"Open File"ボタンで呼び出すことができます。
さて、まずは適当に、コマンドボタンを押して、Save to Fileしてください。(別にここでセーブするのは絶対必要なことではないのですが「よい習慣」なので、とりあえずセーブしましょう。)
次に、Configボタンを押します。
Spyboticsのカップラーがつながっているポートを指示します。一度やれば、カップラーを繋ぐポートを変えない限り記憶されるので、この操作は、次回からは必要ありません。
Spybotにカップラーをつなぎ、電源を入れてから、"Download"ボタンを押します。
Dos窓がPop upして、NQCが起動され、PCからSpybotにプログラムが送られます。
MicroSCOUTの電源を入れ、"SELECT"ボタンを何回か押して、LCDに"P"が表示されるようにします。
次に、カップラーをはずし、光ファイバーをSpybotの後ろから見て右側のLEDポートのつなぎ、もう一方を、MicroSCOUTの受光部につなぎます。
この状態でSpybotの灰色のボタンを押すと、先ほど入力したVLLプログラムが送信され、MicroSCOUTがプログラムされます。
ファイバーをはずして、"RUN"ボタンを押すとプログラムが実行されます。
本当は、MindStorms SDK2.5を使って見ようと思っていたのですが、予想以上に複雑なので難しい部分は全部NQCに任せてしまいました。
このプログラムがやっているのは、Spybotが、指示されたVLLを発射するNQC Programを書き出し、NQCを起動するだけです (^^;
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