「MindStormsの洞窟」は、無償で公開されているページです。
でも、それは著作権を放棄しているわけではありません。このページの著作権は、">私が所有しています。
先日、成美堂出版発行の「Let's マインドストーム入門」(ISBN4-415-09499-6)に、このページの画像が、無断で多量に使われ、文章が改変されて掲載されているのを知人の連絡により発見しました。
もし、事前にお話があれば、私は条件次第で無償で掲載を承諾したと思います。でも、「事前」と「事後」では、ぜんぜん話が違います。インターネット文化の発展のためにも、MindStorms関連書籍の健全な普及にも、この事態を放置しないほうがよいと判断し、成美堂出版にはしかるべき処置をしていただくのが、適当と思います。
経過を追って記録したため、「進行形」で書かれていますが、この件、特に成美堂出版との交渉は完了しております。分散しておかれているPDF文書をここにまとめますので、一括してお持ちになる方はご利用ください。[PDF文書一括DownLoad]
2000/02/04
成美堂出版に対し、内容証明郵便をお送りしました。
今後このページに、事の進展と顛末を公表していく予定です。
ご意見等があれば、メールをお送りください。ただし、その場合、このページで公開することがある点、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
2000/02/11
成美堂殿よりご回答をいただきました。誠意ある回答に感謝いたします。私より、これに対する返答をしました。
2000/02/17
成美堂殿よりご回答をいただきました。私より、これに対する返答をしました。これで合意すれば、本件は解決になります。
2000/02/23
成美堂殿よりご回答をいただきました。回収廃棄完了には1〜2ヶ月かかる由。
2000/02/28
2/25現在まだ書店店頭にあるようです。示談書作成を保留し次のように返信しました。
2000/03/06
成美堂殿から連絡はありません。取次店のひとつ、トーハン殿に電話し、回収指示が出ていることを確認しました。
2000/03/09
トーハンの担当の方に経緯の詳細をお伺いしました。
成美堂から、返事がない理由はよくわかりました。
2000/03/10
成美堂から、速達郵便が届きました。3月8日まで、取次店に早期返品を依頼しなかったことは何も触れていません。
2000/03/13
念のため、トーハン殿とは別の取次店、日本出版販売殿に電話して、「早期返品」依頼がきていることを確認しました。
2000/04/28
成美堂から、回収結果の報告が届きました。
発行部数: 14,000部
回収廃棄部数: 7,570部
その後、実際に書店店頭にも同書がなくなっていることを確認し、示談書を送りました。成美堂に関してはこれで処理完了です。
2000/06/25
回収も済み、実際制作に当たった有限会社マルチファンクションとの交渉は終わっていないものの、私としてはもうこれでいいかなと思っていたのですが、見知らぬ方からメールをいただきました。お知り合いの方が、Webの内容を雑誌に盗用され被害を受けたという主旨です。その制作に当たったのが、この有限会社マルチファンクションだと言うのです。
全く懲りない人たちなんですね。あらためてLet'sマインドストーム入門の制作関係者を掲示しておきます。
STAFF
制作 | 青山貴子 高柳公代 高倉健至 赤井千賀子 (有限会社マルチファンクション) |
2000/12/25
もうこのページに追加することもないだろうと思っていたのですが、ある方からメールをいただきました。上記Staffの「外1名」の方です。以前は、実名を書いてありました。氏は、マニュアル部分の解説を執筆したそうで、その後の経緯も、こうしてこのページで批判されていることも知らなかったとの事です。
有限会社マルチファンクションに対しては、無断掲載についてStaffの誰が、実際実行し、責任を負うのか、問い合わせましたが、回答がなく、私の知りうる情報として、同書に掲載されたStaffを掲載しましたが、ご本人より、釈明がありましたので、修正いたします。
早期返品処理により回収された事実は、少なくともStaffには、連絡が行っているものと思っていましたが、実際そうではなく、ご本人が知らないところで、処理されていたことを遺憾に思います。また、ご連絡いただいたことに心より感謝します。
2001/01/23
2000/06/25に記したStaffの欄には、「取材&原稿」の行があり、そこには2人の名前がありました。うち1名は2000/12/25にご連絡いただき、削除したのは上に書いた通りです。さらに、もう一方からも、ご連絡があり、やはりホームページの盗用には、関係していないとのことでした。
つまり「取材&原稿」として、記名されているどちらの方も「ホームページの盗用」部分の取材はせず、原稿も書かなかったということになります。では、問題部分の「取材&原稿」を行ったのは誰なのでしょうか?Webで実名を公表すること自体に批判もあると思います。このページでも、はじめは、スタッフの名前を書きませんでした。
しかし、盗用者は、ここでの盗用が明らかになり、早期返品処理の交渉を行っている間にも、別のページをもっと悪質な手口で盗用し、出版した事実、またここで公表した氏名は、公に出版された書物の奥付に明記されたもので、通常の注意を持ってその書物の記述内容に責任があると判断されることから妥当と考えます。ただ、実際にその人達が執筆しておらず責任を取りうる立場になかったのは、私の予想し得なかったことで、そのことでご迷惑をおかけしてしまった方々には、心よりお詫び申し上げます。