はじめて、Linuxを導入したのは、いつだったろう。ずいぶん古い話で忘れてしまった。 Laser5の Slackware+JE4だったので、1995年ごろだったようなきがする。
それまで、Sony NeWSや、SUN SPARKを使っていたが、PC UNIXの台頭で、UNIX WorkStationは、安い機種がなくなってしまったし、OSのSource Codeに触れるのも興味があり、FreeBSDとLinuxを並べて使っていた。
NewsOSが、最初のUNIXなので、BSD系になるほうが自然なような気もするが、確固たる理由もなく、主にLinuxを使うようになった。
Laser5がRPMを導入すると、本家のRedHatとLaser5を行ったり来たりするようになったが、現在は、Red Hat Linux 9を使っている。Red Hat Linux 8は、原因不明のエラーがでてInstall不能だったので、Mainマシンは、Laser5 6.4から、RHL9に一気に置き換えることになった。
今まで使っていたscriptが、動かなくなってしまったものが結構あった。最初は、かなりあせったが、scriptの最初の行に、
#! /bin/sh
が、書いてないのが原因で、これを書き加えれば問題ないことがわかりほっとした。以前は「#! hoge」がなければ、「#! /bin/sh」が、暗黙のうちに実行されていた。
日本語版じゃなくなってしまったので、これも結構びっくりしたが、pTeXを使えばなんでもないことがすぐわかった。
MH-jpなどをコンパイルしようとして、エラーが山のように出たのは、やはりかなりびびった。
extern int errno;
と書いてあるものは全部引っかかる。
単にこれを
#include <errno.h>
にすれば、大抵とおることがわかり、これも解決した。
この3問題が片付かなかったら、多分RHL9移行計画は、中止になったと思う。
導入するまで、気付いていなかったのだが、RHL9にして、最も良かったのは、Red Hat Networkに登録し、up2dateが使えるようになったことだ。 RHL7から、始まっていたらしいが、私はRHL7, RHL8をつかってなかったので知らなかった。
WindowsにはWindows Updateがあり、そのマシンにインストールされているものや、新たにリリースされた機能をInstallすることができる。
PC Unixではこの作業をCERTなどの情報を元に、パッケージを入れ替えたり、自分でコンパイルしてInstallする必要があった。
しかし、RHL9をeverythingでInstallした場合のパッケージは、1500近い。
これらをWatchし、updateするのは、セキュリティを保持するための最小限度に限定しても、多大な労力が必要だ。
RHNのup2dateは、これを自動化してくれる。とりあえず登録すれば、60日間Demoアカウントが与えられ、無償で試してみることができる。新情報が入ると、メールが送られてくるのでrootになり、
# up2date --install --update
と入力するだけで、RedHatが正規にrpmで管理しているパッケージは、最新版になる。ただし、Demo版は、1 システムしか利用できないし、サーバーが込み合っていると、正規に契約したものが優先的に繋がるようになっているため、connect出来ずにエラーとなる。
1週間ほど使ってみたが、special summer prices で、August 03, 2003までBasic Entitlement 1 system $60/year, 2 systems $84/yearなっていたので、2 systems 購入した。
まあ、何がどう更新されたのか、記録が残るので、1 systemだけ購入して、後は自分でやると言う手もないわけじゃないが、手間に比べて、$(60+24)/yearの価値は十分あると思った。
rpmが、rpm-4.2-0.69になり、-b* optionが、全部蹴られてしまう。これも結構あせった。
rpmは、主としてinstall用になり、rpmパッケージを製作するコマンドは、rpmbuildになったのだった。
早速使って、xdigfilのrpmを作ってみた。以前のrpmの -b* optionとほとんど同じである。
以前は、wu-ftpdだったが、Kerberos 5で認証をする、gssftpに変わっている。
Kerberos 5は、使ったことはないし設定法が良くわからない。
もちろん、勉強すればよいのだが、ftpdはすぐ使いたいので、迷った末、wu-ftpdのSRPMをとってきて、buildしてinstallした。ところが、wu-ftpd 2.5.0〜2.6.2にセキュリティホールが発見された。
rpm管理下になっていても、RHL9にwu-ftpdはないため、RHNのup2dateは効かないし、レポートも送られてこない。やはり、up2dateを使う以上、標準でサポートしているものを使うべきだった。
でも、できれば選択できるようにしてほしかった。
2003/08/30 up2date 自体にbugがあるので、手動でupdateするようにする旨のメールが届いた。
rpm -Fvh up2date-2.8.40-3.7.3.i386.rpm up2date-gnome-2.8.40-3.7.3.i386.rpm rhn_register-2.8.27-1.7.3.i386.rpm rhn_register-gnome-2.8.27-1.7.3.i386.rpm
up2date-gnome-2.8.40-3.7.3.i386.rpm rhn_register-2.8.27-1.7.3.i386.rpm rhn_register-gnome-2.8.27-1.7.3.i386.rpm
を実行せよとのことなのだが、ファイル名も違っているし、-Fvhをつけているのに、エラーでけられる。
を取ってきて、一旦各モジュールを削除して、その後installした。
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