今まで作ってきたのは、LCD unit側のデーターです。TrueType Fontを制作するには、Windowsの文字コードと、LCDのコードとを結びつけるデーターが必要です。
ここでは、Microsoft Excelを使うことを前提に書きますが、普通のText Editorで、作るのも不可能ではありません。
まず、サンプルとして、配布パッケージに入っている、default.csvをExcelで開いてみてください。
一列目(A)が、LCDコード、2〜4列目がそれに割り当てたいWindowsの文字です。
このように、ごく単純な表を作り、ファイルを保存する際、必ずCSVでSaveします。
Text Editorで書く場合は、
LCD,半角,全角 21,!,! 22,"""",” 23,#,# 24,$,$ 25,%,% 26,&,& 27,',’ 28,(,( 29,),) 2A,*,* 2B,+,+ 2C,",",, 2D,-,− 2E,.,.2F,/,/
のようになります。「,」を区切りにしているので、「,」自身がデーターのときは、「","」のように、ダブルクオートでくくります。
すると今度は。ダブルクオート自身がデーターのとき問題を生じるので、「""""」と4個の連続したダブルクオートで、データーとして「"」であることを示します。
それ以外は普通に書けるので、問題はないでしょう。
このシステムは、日本語プロポーショナルフォントを制作しますが、JIS Code 0x3021以上のコードは、プロポーショナルになりません。
また、Windows 98、Windows Meの場合、文字の「一」(シフトJISの88EA、JISコード306C)に割り当てがないと、Word2002、Excel2002など、一部のソフトで、フォントが表示されないという。バグがあります。
使う予定がなくても、この文字の割り当てをはずさないようにしましょう。
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