Templateの作成方法

はじめに

Template fileは、Character LCD Moduleのセグメントが、どのように配置され、どのような形状をしているか、LcdTTeditに、認識させるためのデーターファイルです。

このシステムは、TTEditのAutomationを使って、TrueType Fontを作成しますが、実際の仕組みとして、TTEditがCSV fileをImportする機能で、実現されています。

そして、Templateは、文字ごとにCSV fileを作成する元データーとなります。

font5x7が、各セグメントの、表示/非表示のデーターを与え、実際各セグメントの形状は、このTemplateが指示する仕組みになっているわけです。


操作法

LcdTTMakerには、このTemplateを作成するToolは用意されていません。

どのような、画像editorでも、その全セグメントが、表示された状態の *.bmp fileが作れればよいのです。

私は、AutoCADで精密な図面を書き、これをadobe Illustratorに読み込ませ、PDF fileとして出力し、これをPhotoShopで読み込んで、*bmpを作るという、大変複雑な工程でやっていますが、これはそうしないと、うまく行かないという訳ではまったくなく、あとで、このプロセスを行ううちに作成した、中間fileをあとで、別の用途に使いたいためです。

その気になれば、Windowsに元から含まれている、「ペイント」でも、TTEditでも、作成可能です。

以下に説明するのは、私が行っている方法の詳細ですが、別の方法がいくらでもあるので、「そのソフトがないと出来ない」とは、思わないでください。

LCDの図面を描く

まず、LCD Makerの技術マニュアルに図面を元に、基づいて1文字分と隣の一文字までの間隔を考慮した図面を書きます。

たとえばこんな感じですね。両脇にある線は、隣の文字との間隔をあけるためのものです。

参考のためにAutoCAD2000iによる元図とIllustrator9 PDFをここにおきます。bmpを作成するのが目的なら場合、寸法を書き入れる必要はありません。ベクターデーターは、後に拡大縮小しても、制度にはほとんど影響がないので、1:1(原寸)で作図しています。

BMPへの変換

そしてこれを、Illustrator9で読み、各セグメントに塗りを入れ、PDFで出力します。続いて、これをPhotoShop6で読み込み、bmpにするのですが、このとき、高さが1024 pixelになるよう指定します。また、両脇の境界線も、このとき取り除きます。

セグメントが8行5列なら、必ずしも四角形である必要なありません。

たとえば、このようなものでもよいのです。

使えるツール

ここでは、私がやっている方法を書きましたが、先に述べたとおり、最終的に8行5列の、図形が並んだBMP Fileが作れるなら、どのような方法でもかまいません。

イラストを書いて、スキャナーで読んでも、よいのです。


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