精神科から出ていた薬をすべて中止した。調子が悪くなければ、これで「鬱病」の治療は、すべて終了したことになる。
次の受診日は、9月17日になっているが、その次は、年末になるかもしれない。
9月3日の夜、寝ようと思って不注意にねころがったら、ベッドの宮にしたたか頭を打ってしまった。9月4日の夜になっても、痛みはひどくなるし、吐き気までしてきたので、近くの外科病院の夜間診療に行く。夜間のため、脳外科の専門医は当直しておらず、とりあえずCTをとって異常がないことを確認し、翌日の今日、脳外科の専門医にもう一度確認してもらうよう指示を受けた。
せっかく、CTを撮った事だし、6月に撮ったMRIのコピーを持っていき、「脳萎縮」の進行や、脳外科医としての所見を訊いてみることにした。その結果次のようなオピニオンをもらった。
MRIとCTでは、画像が異なるので、一概に比べることはできないが、進行しているとは言えないし、6月のMRI自体それほど萎縮しているとは言えず、自然な加齢による変化の範囲内と思える。特に物忘れとか、(頭を打つ前に)頭痛が続くとかの症状がなければ、原発性変性疾患の疑いはないと思う。経過観察も、そのことを気にする必要も、自分は感じない。
あれ、6月の写真には、蓄膿があるね。
私: 花粉症、アレルギー性鼻炎があるんですが...
そう。昨日の写真ではなくなっている。この白くなっているところね。まあ、どっちの写真も萎縮については、心配ありませんね。何か症状があるんだったら、別だけど...
私: 今は頭痛がしますが。
それは、頭を打ったんだから...そのまま、2ヶ月以上痛ければ、心配だけど。
というわけで、毎日たくさんの脳の写真を見ている脳外科医の意見としては、「異常なし」だそうだ。思わぬ事故で、精神科医とは別の立場の医師に意見を聞けてよかった。
まだ、打ったところは痛いけど、こぶができたせいと、ぶつけたときに首を勢いよく曲げて、軽いむち打ち症を起こしているほうが、頭痛の原因としては大きいとのことだ。
9月10日から、4日連続で4:00amに覚醒した。もっとも、鬱病だった頃のように再入眠できないわけではない。多分涼しくなったのに、暑い頃の習慣でたくさん水を飲んでから寝ているせいだと思う。
頭をぶつけて以来、未だに首から肩にかけて痛い。たしかに、「むち打ち症」になっているようだ。接骨院に行って、首の牽引と、マッサージをしてもらっている。
1ヶ月ぶりにF先生に診てもらう。9月2日で服薬をすべて中止し、その後も順調な旨を伝えた。
「え?そんな指示しましたっけ?」
--- はい確かに。
カルテを見ながら「その後も具合はいいのですね。念のため1ヵ月後の10月8日に様子を見せにきてください。」
--- 1ヵ月後だと、10月15日だと思いますが...
「えー、今日が9月17日だから...あ、そうですね。次の次は、3〜4ヵ月後になると思います。」
もしかして、知能試験の代わりに、わざと間違えているのかな?でも、他にもあるんですよね。
前の受診日から4週間たち、再びF先生に診ていただいた。
何の異常もなく、仕事も開発に復帰したことを伝えると、もう、あまり心配することはなく、次は、本当に念のために2003年1月14日に来てほしい、特にMRIやCTを撮る予定もなく、それでたぶん予約を入れるのは最後になるだろうとのこと。
ことのほか、全快を喜んでくださった。私も実際かなり嬉しい。
後、気になることといえば、私に2人前の人が名前を呼ばれたとき、「あれ?名前を読み間違えてる。」と言った事。とても簡単な、名前のようだったけど...
10月中は、安定した日が続きそろそろこの日誌も完了しようと思っていた。しかし、11月からなんとなく肩がこるようになり、足の裏に汗をかいたり、かん高い音が気になるようになりだした。
「ぶり返したかな?」と思う反面、もうあんな目にあうのはこりごりだと思う気持ちが交錯して、結局放置していたが、11/11ごろからは、早朝覚醒が始まり、気力の低下を自覚するようになった。11/22には、やっとの思いで起き上がり出勤したが、11/25は限界を感じ、受診することにした。
主治医のF先生の日ではなく、初めてお会いする先生だが、ほとんど問診せず、前の処方と出しておくので、主治医の先生に近々見てもらうようにとの事。どんな症状が再発したのか、いつからかぐらいは、もっとちゃんと聞いて欲しかったように感じる。
デパス錠0.5mg 1錠 | 抗不安鎮静剤 | 朝食後、就寝前 |
ウルソ 1錠 | 肝庇護剤 | 毎食後 |
グリチロン 1錠 | 肝庇護剤 | 毎食後 |
トリプタノール25mg 1錠 | 三環系抗鬱剤 | 就寝前 |
睡眠薬は、「イソカル」ではなく、レンドルミン0.25mg x2が処方された。
11/25病院から帰って、出社しようとしたが、かなり無謀だったようで、11/27まで家で寝ていた。
しかし、前に実績があるトリプタノールを飲んでいるためか、症状はどんどん軽くなり、11/28からは出社できた。
こんなことなら、もっと早く治療を再開すればよかった。おかげで「悪い兆候」を見分けるテクニックが向上した。
治療再開に伴い、次の受診日は、12/3になった。
主治医のF先生に診てもらった。しばらくは、このままの処方で様子を見ることになり、12/17に予約を入れてもらう。再発した状況や、原因については、やはり全然聞かれなかった。
主治医のF先生に診てもらった。
--- この2週間で、3日ほど朝起きにくく、おきても気分が悪い日がありました。せっかく完治したと思ったのに、症状が再発してちょっと残念です。
「再発したんじゃないでしょう。もう完治していると思いますよ。ただ、『病後』ですから...
仕事などで、無理なことしませんでしたか?そういうことがあれば、気分の悪くなることはあります。」
たしかに、仕事でも、家庭でも、ちょっと無理をした覚えはある。
「年末年始ということで、4週間分薬を出せます。次は、1/14に来てください。
それでは良いお年を。
--- 先生こそ、良いお年をお迎えください。
仕事で12月25日に提出予定のレポートの、実験準備を行う。久々にPICのアセンブラーを使い、即興でユニバーサル基板に回路を組む。
後ろが詰まっているので、結構プレッシャーがかかったが、乗り切った。気分が昂ぶったせいか、午前2時ごろ、中途覚醒したが、レンドルミンを追加して再入眠した。
12月20日に準備した実験を実施して、レポートを仕上げPDFにして、提出した。結局午前0時をちょっと回ってしまった。
病後最長の残業になったが、大丈夫そうだ。それにしても、E-Mailのおかげで、締め切りの日の朝までに出来上がれば間に合うのは、便利になったというか、「あれ〜、宅配便で送ったんですがね。あっと住所間違えたかな〜。」などというごまかしが効かなくなった分、[不便]になったのか (^^;
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