続々鬱な日々 2002年9月〜


「鬱な日々」入り口

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9月2日

精神科から出ていた薬をすべて中止した。調子が悪くなければ、これで「鬱病」の治療は、すべて終了したことになる。

次の受診日は、9月17日になっているが、その次は、年末になるかもしれない。


9月5日

9月3日の夜、寝ようと思って不注意にねころがったら、ベッドの宮にしたたか頭を打ってしまった。9月4日の夜になっても、痛みはひどくなるし、吐き気までしてきたので、近くの外科病院の夜間診療に行く。夜間のため、脳外科の専門医は当直しておらず、とりあえずCTをとって異常がないことを確認し、翌日の今日、脳外科の専門医にもう一度確認してもらうよう指示を受けた。

せっかく、CTを撮った事だし、6月に撮ったMRIのコピーを持っていき、「脳萎縮」の進行や、脳外科医としての所見を訊いてみることにした。その結果次のようなオピニオンをもらった。


MRIとCTでは、画像が異なるので、一概に比べることはできないが、進行しているとは言えないし、6月のMRI自体それほど萎縮しているとは言えず、自然な加齢による変化の範囲内と思える。特に物忘れとか、(頭を打つ前に)頭痛が続くとかの症状がなければ、原発性変性疾患の疑いはないと思う。経過観察も、そのことを気にする必要も、自分は感じない。

あれ、6月の写真には、蓄膿があるね。

私: 花粉症、アレルギー性鼻炎があるんですが...

そう。昨日の写真ではなくなっている。この白くなっているところね。まあ、どっちの写真も萎縮については、心配ありませんね。何か症状があるんだったら、別だけど...

私: 今は頭痛がしますが。

それは、頭を打ったんだから...そのまま、2ヶ月以上痛ければ、心配だけど。


というわけで、毎日たくさんの脳の写真を見ている脳外科医の意見としては、「異常なし」だそうだ。思わぬ事故で、精神科医とは別の立場の医師に意見を聞けてよかった。

まだ、打ったところは痛いけど、こぶができたせいと、ぶつけたときに首を勢いよく曲げて、軽いむち打ち症を起こしているほうが、頭痛の原因としては大きいとのことだ。


9月13日

9月10日から、4日連続で4:00amに覚醒した。もっとも、鬱病だった頃のように再入眠できないわけではない。多分涼しくなったのに、暑い頃の習慣でたくさん水を飲んでから寝ているせいだと思う。

 頭をぶつけて以来、未だに首から肩にかけて痛い。たしかに、「むち打ち症」になっているようだ。接骨院に行って、首の牽引と、マッサージをしてもらっている。


9月17日

1ヶ月ぶりにF先生に診てもらう。9月2日で服薬をすべて中止し、その後も順調な旨を伝えた。


「え?そんな指示しましたっけ?」

--- はい確かに。

カルテを見ながら「その後も具合はいいのですね。念のため1ヵ月後の10月8日に様子を見せにきてください。」

--- 1ヵ月後だと、10月15日だと思いますが...

「えー、今日が9月17日だから...あ、そうですね。次の次は、3〜4ヵ月後になると思います。」


もしかして、知能試験の代わりに、わざと間違えているのかな?でも、他にもあるんですよね。

  1. 8月6日に次回8月20日の予約票を発行するのを忘れた。
  2. 8月20日の診察時、8月6日に血液検査をしたことを忘れていた。
  3. 8月20日の診察時、8月6日に言ったことを繰り返した。
  4. 8月20日に服薬中止の指示したことを自体を忘れたが、もともと8月20日に薬を2週間分しか処方していないことも忘れている。
  5. そもそも、2002年4月から長期処方が可能になったが、8月20日は睡眠薬や、抗鬱剤を処方しており、これらは2週間しか処方できない。この点からも、1ヶ月ぶりにきた患者は、薬が切れていて当然である。
うーむ、ちょっと心配ですね。

10月15日

前の受診日から4週間たち、再びF先生に診ていただいた。

何の異常もなく、仕事も開発に復帰したことを伝えると、もう、あまり心配することはなく、次は、本当に念のために2003年1月14日に来てほしい、特にMRIやCTを撮る予定もなく、それでたぶん予約を入れるのは最後になるだろうとのこと。

ことのほか、全快を喜んでくださった。私も実際かなり嬉しい。

後、気になることといえば、私に2人前の人が名前を呼ばれたとき、「あれ?名前を読み間違えてる。」と言った事。とても簡単な、名前のようだったけど...


11月25日

10月中は、安定した日が続きそろそろこの日誌も完了しようと思っていた。しかし、11月からなんとなく肩がこるようになり、足の裏に汗をかいたり、かん高い音が気になるようになりだした。

「ぶり返したかな?」と思う反面、もうあんな目にあうのはこりごりだと思う気持ちが交錯して、結局放置していたが、11/11ごろからは、早朝覚醒が始まり、気力の低下を自覚するようになった。11/22には、やっとの思いで起き上がり出勤したが、11/25は限界を感じ、受診することにした。

主治医のF先生の日ではなく、初めてお会いする先生だが、ほとんど問診せず、前の処方と出しておくので、主治医の先生に近々見てもらうようにとの事。どんな症状が再発したのか、いつからかぐらいは、もっとちゃんと聞いて欲しかったように感じる。

デパス錠0.5mg 1錠 抗不安鎮静剤 朝食後、就寝前
ウルソ 1錠 肝庇護剤 毎食後
グリチロン 1錠 肝庇護剤 毎食後
トリプタノール25mg 1錠 三環系抗鬱剤 就寝前

睡眠薬は、「イソカル」ではなく、レンドルミン0.25mg x2が処方された。

lendormin


12月1日

11/25病院から帰って、出社しようとしたが、かなり無謀だったようで、11/27まで家で寝ていた。

しかし、前に実績があるトリプタノールを飲んでいるためか、症状はどんどん軽くなり、11/28からは出社できた。

こんなことなら、もっと早く治療を再開すればよかった。おかげで「悪い兆候」を見分けるテクニックが向上した。

治療再開に伴い、次の受診日は、12/3になった。


12月3日

主治医のF先生に診てもらった。しばらくは、このままの処方で様子を見ることになり、12/17に予約を入れてもらう。再発した状況や、原因については、やはり全然聞かれなかった。


12月17日

主治医のF先生に診てもらった。


--- この2週間で、3日ほど朝起きにくく、おきても気分が悪い日がありました。せっかく完治したと思ったのに、症状が再発してちょっと残念です。

「再発したんじゃないでしょう。もう完治していると思いますよ。ただ、『病後』ですから...

仕事などで、無理なことしませんでしたか?そういうことがあれば、気分の悪くなることはあります。」


たしかに、仕事でも、家庭でも、ちょっと無理をした覚えはある。


「年末年始ということで、4週間分薬を出せます。次は、1/14に来てください。

それでは良いお年を。

--- 先生こそ、良いお年をお迎えください。


12月20日

仕事で12月25日に提出予定のレポートの、実験準備を行う。久々にPICのアセンブラーを使い、即興でユニバーサル基板に回路を組む。

後ろが詰まっているので、結構プレッシャーがかかったが、乗り切った。気分が昂ぶったせいか、午前2時ごろ、中途覚醒したが、レンドルミンを追加して再入眠した。


12月24日

12月20日に準備した実験を実施して、レポートを仕上げPDFにして、提出した。結局午前0時をちょっと回ってしまった。

病後最長の残業になったが、大丈夫そうだ。それにしても、E-Mailのおかげで、締め切りの日の朝までに出来上がれば間に合うのは、便利になったというか、「あれ〜、宅配便で送ったんですがね。あっと住所間違えたかな〜。」などというごまかしが効かなくなった分、[不便]になったのか (^^;

続く⇒


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