又・鬱な日々 2005年〜


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TMS・m-ECT 体験記

2005年1月にそれまで15年勤めた会社倒産した。期待を膨らませて入った新会社だったが、1ヶ月少々でうつ病が再燃し休職せざるを得なかった。1ヶ月休んでも、病状は思わしくない。主治医からは入院を勧められた。

そんな折、Webを検索し、m-ECT 、TMSを行っている大学付属病院を見つけた。

2002年に最初の入院をしたときも実はm-ECTを実施してもらいたかった。しかし、実施している施設が見つからず、医師の勧めで、まだ使っていない抗鬱薬を探すことにしたのだった。

m-ECTは薬剤に比べて効果が早く出る。1週間あまりで治癒してしまう。過去、麻酔をかけないで行う電気ショック療法が刑罰的に行われたこともあって、日本の施設ではあまり行われなくなってしまったが、諸外国ではその効果が見直され、麻酔をかけて痙攣が起きないように管理した基で電気ショックを掛けるm-ECTが行われている。

さらに、電気を直接印加せず、強い磁場変化を頭骸骨の上から与え、同様な効果を得るTMS(Transcranial Magnetic Stimulation)経頭蓋磁気刺激法 という方法が開発され、保険適用になっている国(カナダ)もある。

前にもし探し当てていたら、たぶん薬物ではなく、m-ECTか、TMSを選択しただろう。最初に医師に相談してm-ECTを実施していれば、会社も倒産しなかったかもしれない。思いがめぐって眩暈がした。実際は通院1年で治らず、入院し一旦はよくなったもののその後も再発を繰り返し現在に至っている。

2002年の入院時にはECTを希望していることを医師に伝えているのだが、実施している医療機関が見つからなかった。

Webで見つけるとすぐ私は電話を掛けた。年齢制限があるがそれはクリア、TMS実施は1週間程度だが前後に検査等で約1ヶ月の入院が必要なこと。現在、男性では4人が待ち行列に入っているが、後ろの並んだとして実際実施できる日については答えられないこと。保険適用になること。などがわかった。現在の主治医に紹介状を書いてもらい2005年4月4日8:30am病院で受診することになった。

果たしてすぐ、TMSを受けることができるのだろうか、治療効果はでるのだろうか。体験記を記して行きたいと思う。

続く⇒


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