傷病手当の支給が決定されたと辞めた会社からメールが来た。
金額は、2月27日から5月31日分までの合計で、1,153,386円になる。実際は、2005年6月29日まで在籍していたので、6月分も申請できるが、問い合わせや、過去の支給状況を確認する承諾書を書かせたりで一向に支給のめどが立たないため申請を保留していた。
次の診療に行ったとき6月分の申請書を作成してもらおう。
8月8日に退院して以来、うつの症状はまったく出ていない。しかし就職したとたんに症状が悪化した前の経験から、医師も私も再就職には慎重である。
予定通り5月分の傷病手当金の申請書類を作成してもらい、もうそろそろ再就職をする話をした。新年からでもという話になったので、就職先を探し始めることにした。IT関連は大失敗だったので、メーカーの電子回路設計でインターネット上の求人サイトを検索する。49歳になったばかりだが、45歳どまりの募集が多い。
ところが、【人材バンクネット】に登録したら、希望する職種、勤務地での紹介がすぐに得られた。就職に結びつくか、今度はうまく勤まるか不安は残るが、まずは幸先よく、このシステムに出会えたと感謝している。
人材バンクネットの紹介はうまく行かなかったが、自分で前の会社と関係があった会社に採用を打診し採用してもらった。2月1日から働き始めて最初の週末を無事迎えることができた。
鬱病の話をしたものかどうか随分迷った末、はっきりと伝え、残業はしない約束で入社した。49歳で、電子回路関係の開発職につけるのは多分これが最後のチャンスではないかと思った。鬱病の事を黙って働き、無理な仕事をして再発したら、元も子もない。それなら、納得した上で採用してくれる会社を探そう。そう割り切った。
まだ、ちゃんと勤まるか自信はない。でも、長年続けてきたものづくりの仕事だ。すぐにだめになってしまった、ネットワーク管理の仕事よりはいけるんじゃないか?そう思いたい。
再就職後3ヶ月がたった。
仕事はまだまだ本調子ではないが、体調はよい。約5年飲み続けてきた睡眠薬と決別した。今日主治医と相談し、ロヒプノールの処方を停止してもらったのだ。睡眠薬がなくなったので4週間分の薬を処方できる。
アモキサン25mgx2、デパス1mg、マグラックス330mgを各食後、レボトミン5mgx2、プルゼニド12mgx2を就寝前に飲んでいる。もっともプルゼニドは便秘薬だから、自分で加減している。
後はどの時期にアモキサンを減薬し、停止に持ち込むかになってきた。まだ、油断は禁物だ。
ようやく障害者自立支援法の給付手帳の正規版が届いていた。
精神保健福祉法32条が2006年3月末廃止され、障害者自立支援法による通院費補助が始まったのだ。本人負担は従来の5%から10%に増加し、代わりに所得ランクによる一ヶ月の上限負担金が定められた。私の場合、去年は収入がなかったので1ヶ月2500円が上限で、これを超える分は全額補助が受けられる。とはいっても、睡眠薬がなくなり1ヶ月1度の通院となったので、医院に支払う500円、薬局で支払う760円の合計1260円だから上限に達する見込みはない。
しかし、制度運用上、毎回手帳を医院と薬局に提出し、累計額を記録してもらわなければならない。32条法のときは医院だけが指定されたが、今度は薬局も届け出た1箇所に限られる。
32条法のときは患者票を医院で預かっていたが、障害者自立支援法になって患者が手帳を毎回提出するようになった。負担増のうえとても不便になった。
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