向精神薬の回想

「鬱な日々」入り口

mac's Junction

はじめに

一年以上かかってしまった鬱病の治療に、いろいろな向精神薬を使った。私にどう作用したか、メモにまとめようと思う。

ただ、特に注意していただきたいのだが、「心の病気」の薬は、効き方に非常に個人差がある。私の感想が、そのままほかの人に当てはまることはないと思ったほうが良い。

ただ、SSRI, SNRI, 三環系、四環系、その他に大別される抗鬱薬でも、個々の薬品には、それぞれ違った作用がある一例としてみてほしい。

同じ薬を一ヶ月以上のみ続けても、変化がなかったら、主治医に依頼して量を増やすか、別の薬品に変えてもらったほうが良いというのが、私の経験からわかったことである。

抗鬱薬

デュプロメール

服用期間　2001年6月7日～2001年6月17日

SSRIの一種。抗不安薬と併用すべきところを、単独で用いたため、効き目がわかる前に、焦燥感、不安感が高まり、転院してしまった。効いたかどうか不明。

ドグマチール

服用期間　2001年6月18日～2002年6月5日

「その他」に分類。元は十二指腸潰瘍治療薬。食欲が異常に増進し、服用期間中10kg、異常太ってしまった。

パキシル

服用期間　2001年6月25日～2002年6月5日

SSRIの一種。あまり良く効かなかったが、2002年2月になってから、服用量を2倍にしたとことやや効き目が現れた。

レスリン

服用期間　2001年8月5日～2002年11月8日

「その他」に分類。トリアゾロピリジン誘導体。パキシルとの併用で、やや効果があったが、鬱悲哀感が再発して降板。

トレドミン

服用期間　2001年11月9日～2002年6月5日

SNRIの一種。はじめ、吐き気、食欲不振が起こったが、1週間程度で軽減。鬱気分には、レスリンより効果があったが、不眠症状（寝つきの悪さ、早朝覚醒）は、かえって悪くなる。

アナフラニール

服用期間　2002年6月6日～2002年6月20日

三環系抗鬱薬。飲み始めて3日ぐらいで、躁転し感情が不安定になった。どうしようもなく、テンションがあがり、Highな気分になる。

テトラミド

服用期間　2002年6月6日～2002年7月8日

四環系抗鬱薬。アナフラニールの陰に隠れて、単独での効果は不明。あまり効かなかったようだ。しかし、副作用は強く現れ、口渇が著しくガムをかんでいないと耐えられなかった。

トリプタノール

服用期間　2002年6月30日～2004年11月28日

三環系抗鬱薬。結局この抗鬱薬が決め手となって完治に向かう。催眠鎮静効果があり、不眠も解消した。

アモキサン

服用期間　2004年11月29日～

三環系抗鬱薬。長期連用でトリプタノールの効きが悪くなったように感じ変更。便秘の副作用がなくなった。

抗精神病薬（メジャートランキライザ）

ベゲタミンA/B

服用期間　2002年7月2日～2002年6月20日

塩酸クロルプロマジン、塩酸プロメタジン、フェノバルビタールの合剤。とてもよく効きいたが、習慣性があり、だんだん効かなくなって、増量する羽目になった。また、不眠に効果があっただけでなく、気分の変動も抑えたようだが、それによって、抗鬱剤の効き目が見えなくなってしまい、結果的に効いていない抗鬱薬を長期間使用することになり、完治を遅らせることになってしまった。