ドラゴンスピーチ


dragon

キーボードと私

私はキーボードを打つのが苦手だ。正確にはキーボードというよりIMEが苦手なのだ。IMEは平気で誤変換する。それも思わず吹き出してしまうようなものが多い。その度に私はあらぬ事を考える。表示される前まで次に入力しようと思っていたことを忘れてしまう。いきなりキーボードで打ち込もうとしないで、メモ用紙にボールペンで書くという方法もあるが面倒な話だ。

このため以前から、音声認識ソフトを使って入力することが多かった。Windows 2000の頃はIBM ViaVoiceを使って入力していた。ところがWindows XP SP3ではViaVoiceがまともに動かない。

これには大いに困った。Windows VistaやWindows 7付属のの音声認識も試してみたがViaVoiceよりも使いにくい。インターネットを検索しドラゴンスピーチパートナーに行き当たった。こういったソフトは使って見ないことには、使い勝手が分からないが3,970円(税込)ならダメモトでもあきらめがつく。早速ダウンロードして使ってみた。


ドラゴンスピーチの性能

ViaVoiceではエンロール、ドラゴンスピーチではトレーニングという作業がある。文章を朗読し、話し手の特徴をソフトウェアに覚えさせる作業である。ViaVoiceでエンロールは非常に困難な作業だった。発音が悪いとソフトが受け付けてくれず先に進めない。ドラゴンスピーチは簡単にトレーニングできる。トレーニングする前でもかなり正確にディクテーションできる。トレーニングを行えば精度はさらに上がる。私が使った限りViaVoiceより上だ。

ボキャブラリーエディタがあり、登録されていない単語を簡単に増やすことができる。

誤認識した場合の修正も「クイック修正」を使って音声で修正できる。

非常に使い勝手が良い。対応OSはWindows XP/Me/98SE/2000でWindows VistaやWindows 7には対応していない。

Windows Vistaはプリインストール版をノートパソコンで使っているがOS自体あまり使い勝手が良くないので考察しないが、Windows 7はRCバージョンを使ってみて使いやすく、軽いので正規版が発売されたのは購入しようと思っている。その場合でも付属している音声認識ソフトよりドラゴンスピーチの方が使いやすいので、ぜひ対応してほしい。


「鬱な日々」とドラゴンスピーチ

「鬱な日々」の入力についてだが、入院中はパソコンが使えないのでノートに書きため、退院後一気に打ち込んでいる。その際にも今回はドラゴンスピーチを使った。自分で書いた文書を読み上げるので、先に書いてあることが分かっており、作業しやすかった。このページはし下書きせずいきなりディクテーションしている。しゃべる速度で打ち込め思考を妨げない。登録単語も増えて、トレーニングも進み、使い慣れてきたので、もはやViaVoiceは使わずメールやメモ書きもドラゴンスピーチを使っている。

しかしドラゴンスピーチはかなりメモリーを使う。今使っているマシンは1GBのメモリーを積んであるが、Webページを作るのにフォトショップ、ファイアーフォックス、ドリームウェーバーを同時に開くと下手をすると凍りつく、遅ればせながら2GBのメモリーを注文した。

このマシンは開発用に使っており、前面パネルからハードディスクを交換できるようになっていて、Windows Me、Windows 2000、Windows XP、Windows 7 RCを切り替えて使っているが、Windows 7が最も快適である。しかし今のところ対応ソフトが限られているので、Windows XPを常用している。

Windows 7とWindows 7用のドラゴンスピーチの発売を心待ちにしている。


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