久々に土曜日に早起きした。いつもは金曜の夜に飲みに行って二日酔いで寝ていることが多い。昨晩はおとなしく寝た。…が、気分スコアはあまりよくない。何か疲れが溜まっている気がする。
二日酔いにならない程度の飲んで発散すれば一番良いような気がするが、そこはのん兵衛の性でつい飲みすぎる。向精神薬を飲んでいるのだから、それ自体好ましくないのだが、「少し」ならまあ大丈夫と主治医には言われている。「少し」の解釈が問題なのだが…
国立精神神経センター武蔵病院で受診した。担当した医師O先生は去年入院した私のことを覚えていた。抗鬱薬のアモキサンが、25mgx2x3=150mg/dayになっていることを指摘され25mgx3x3=225mg/dayまで増量してみること、リチウム(リーマス100mgx3)を処方に加え、ドグマチールを降板させることになった。薬の効きが悪いとき、精神科では同じ抗鬱剤を増量するのは一般によく使われる手法だ。ただし、副作用も増えること、たの診療科ではあまり使われない手法なので、町医者は、別の薬を出す。
今回のパターンはまさにこれだ。Aクリニックの主治医はドグマチールを追加したが、O先生は定石をとった。
3-1病棟(鬱専用病棟)は、現在満床だそうだ。このままだと2週間以上待たねばならない。閉鎖病棟なら空きがあるそうだが、遠慮して待つことにした。何とか早くできるよう調整してみるとの事だった。
それまでに入院できれば別だが、次回の診察予約を7月13日にとった。
アモキサンを増量した副作用が出て、口渇が激しい。抗鬱剤はたいてい副作用のほうが、本来の作用より先に出る。作用が出るのは7〜14日後になるのが多い。まあ、今のところ水をしばしば飲んでいれば我慢できる程度なのでそうしている。
体調が悪い。起きているのが辛いので、1日中ごろごろ寝ている。午後になるとだいぶ楽になり夕方には持ち直すのだが、朝はかなりしんどい。まだ、薬の処方を変えてから3日目。効き目が出るのにはまだまだかかる。
果たして効き目が出るかどうかの保証もない。とりあえず、副作用は出ている。
体調がよくなってきた。どうも処方薬に加わったリーマスが不調の原因でようやく体が順応してきたらしい。寝る前に2錠出ている便秘薬プルゼニド12mgは飲むと下痢になってしまうので、飲んでいない。午前中の抑うつ気分は相変わらずで、増量したアモキサンの作用はまだ出てこない。まだなのか、永遠になのかはもう少し経ってみないと分からない。
今まで飲んではっきりと効果がわかったのは、2002年7月に飲んだトリプタノールぐらいで、その他はあまり効いた気がしない。もう一度、トリプタノールを試してもらおうか。それよりはやはりmECTかな。でも効果のある抗鬱薬を見つけておかないと再発予防用の手段がない。よく効く抗鬱薬があれば、それに越したことはないのだが、それがないのが「難治性鬱病」の難治性たる所以だ。
入院日が決まった。明日7月11日だ。結局携帯電話の乾電池式充電器は見つからないし、紙媒体に書きとめて後でまとめて更新することにした。入院期間は今のところ未定だ。
7:45に家を出て9:10ごろ病院ついた。10:00に入る約束だったので待たされると思ったがスムーズに処理が進み10:00前に3−1病棟に入ることができた。1年前に比べ、電子レンジが設置されえたぐらいで病棟の様子は、それほど変わっていない。看護師さん知った顔が多いし、患者にも見覚えある人が2〜3人いた。
例により、入院したては検査が多い。看護実習生の主催の団扇作りを抜け出して頭部CT、胸部X線、腹部X線、心電図、血液検査、身長は170cm、体重60.4kg。
当初、mECT維持療法で2週間程度の日程と思ったが、予想に反して、2ヶ月の日程で抗うつ剤探し、8回のmECTを行う予定とS先生はいうmECT維持療法では3ヶ月ごとの入院が必要で抗うつ剤が見つからないときの最後の手段的な話だった。
O先生が主治医になって2週間の予定で2回のmECT行うと思っていたのでかなり戸惑った。まあそういう方針なら腰を落ち着かせてかせて、かかるしかあるまい。これまで効いた実感がある抗うつ剤はトリプタノールしかなかったことをS先生に伝える。まあ効いたということならアナフラニールで躁転したことも、効いたうちにはいるかもしれない。ともかく、まずは抗うつ剤をもう一度探し薬物療法を試みる。それからmECTをかける方針に行く。mECTが効くことは分かっているだけ幸いというものだ。
昨晩S先生から抗うつ剤をトリプタノールに変更する旨連絡があった。今朝の処方はトリプタノール25mg、アモキサン25mgx2混合処方となっていた。
今後逐次割合をかえトリプタノールに乗り換えるものと思われる。
リーマスをどうするかはS先生も迷っているらしい。
一遍にいろいろ処方いじるとどれがどう影響したものかわからなくなるがトリプタノール単独はいったん降板した処方だ。ただトリプタノールは最大日量300 mgまで服用可能だが、前に試したときは150mg鹿服用していないい。別の薬剤あの時は(アモキサン)に変える前に最大量まで上げる価値はあったはずだ。今絡もう一度試すのは無駄ではない。
朝食にさつま揚げが出た。私は魚類アレルギーがあり、1部の魚を除いて食べられない。当然、蒲鉾、ちくわ、つみれなどの練物もダメで、さつま揚げも例外ではない。その事は昨日入院時に話してあったはずだが禁魚になっているが禁練物になっていなかったとのこと。しかし魚アレルギーはあるが、魚加工品はアレルギーが出ない組み合わせの人はいるのだろうか?禁魚なら禁練物に自動的になって当然と思うのだが。
「辛いよー。誰か助けてくれよー。どうしてこんなに辛いのに分かってくれないんだよー。」隣の病床は14歳、中2の男の子だ。しばしば不安発作を起こして泣き叫ぶ。不登校でうつと診断され入院しているらしい。悲痛な叫びは、うつ患者の心の叫びを代弁しているかのようだ。不登校児を精神科に連れて行くのは賛否両論があるが学校の雰囲気、教師、友人関係に問題はなく、気分変調が1日に何回も起こり、その原因が本人にもわからないとすれば、それは、学校や保護者や不登校対策機関の手に余る。うつ病の専門家が、精神療法、薬物療法、作業療法を組み合わせていくのも直していくのが適当だろう。
午後営業部の担当者と禁魚について直接打ち合わせた。魚アレルギーである旨が伝わっておらず単に禁魚が伝わって。好き嫌いで禁魚の可能性があり、練物が出てしまった旨だった。私は魚好きなのだがアレルギーが合って食べるとジンマシン、高熱、嘔吐、下痢、喘息の増悪が起こる。例外的に、食べられる魚も結構あって、マグロ、鮭、鰹、うなぎ、鮎などは発症しない。ブリ、鯖などの青魚は激しく発症するし、たらのような白魚もだめだ。このような細かな可否を考慮してもらうのもさすがにに気が引けるし、現実的に無理なので一律禁魚としている。趣旨を栄養部の担当者に理解して頂いたので今度は大丈夫だろう。人を仲介したコミュニケーションの難しさを痛感した。
週1〜2回病棟内でオープンレクチャーが開かれる。本日のテーマは「障害年金について」で障害年金の申請、精神障害者保健福祉手帳の申請についてソーシャルワーカーのK先生から詳しい説明があった。
今日は入浴日だ。介助の必要な人は月曜と木曜の週2回、自力単独で入浴できる人は月木土の週3回が入浴日となっている。夏期にはこのほかにシャワーの日がその都度設けられるが、これは院内単独外出ができる人(注)に限られる。
浴室は入って右側の壁にシャワー付サーモスタット混合水栓が7個。左側の壁にはシャワーなし手動混合水栓が6個。中央に浴槽がある。普通の浴室と違うのは壁に鏡がないことだろう。安全面からそうなってるがひげを剃るのに苦労する。剃刀もナースステーション預かりになっているので、出してもらわなければならない。面倒なので入院中はひげを剃らないことにした。
(注)3-1病棟はうつ病専用の開放病棟だが、だれもが自由に外出できるわけではない。入院したての者、症状がよくないものは家族、看護師と一緒に外出する同伴外出のみが許可される。私もまだ同伴外出のみだ。医師の許可が出ると院内単独外出ができるようになる。院内と隣接するスーパーマーケット(エコス)、コンビニストアー(セブンイレブン)、第一パンが外出範囲で院内外出簿に記入し最大1時間まで外出できる。院外の外出、外泊には別に主治医の許可が必要だ。
4:00ごろ喘息の小発作があった。サルタノール1吸入で治まったが、9:30amの、検温で37.9℃あった。頭痛と悪寒がする。風邪をひいてしまったらしい。ここ国立精神神経センター武蔵病院には内科はないし主治医のS先生は金土日曜は不在になるため精神科のM先生に診ていただいた。精神科で出している薬の副作用でないことを問診、聴診で確認し只の風邪と診断した。処方はお決まりのPL顆粒。
今日もオープンレクチャーがあった。テーマは「認知療法について」。心理療法士のI先生がホワイトボードで聴衆を巻き込みながら素人に認知療法とは何かを上手に解説する素晴らしいレクチャーだった。
内容の概説は別のページに書くが紹介された本を記しておく。
大野裕「こころが晴れるノート」
16:00に体温計ったら37,2℃ に下がっていたPL顆粒は夕食後に届いた。大事に至らなくてよかった。19:30には36.6℃まで下がった。寝る前の薬にトリプタノール25mgx2が追加された。これで日量125 mgに上がった。
ここでの食事について書こう。ホールのテーブルには、定位置に名札がついていて各自着席する。保温冷蔵の機能がついた特殊ワゴンで食糧をが栄養部から運ばれてくる。トレー約5分の2が冷蔵になって5分の3が保温になっているのだ。このトレーを看護師が席まで持って運んでくれる。病院食としては結構良いほうだ。後片付は歩ける人は自分で、歩けない人は看護師が行う。
朝食7:30分、昼食11:30分、夕食18:00各±5分のばらつきで食事が届く。
今日も入浴日だ体重を計って驚いた。61.4kg。入院4日目で1kgも増えてしまった。たしかご飯の量が多いと思っていたが。同じデジタル体重計を使ってるので絶対値はともかく、差分は間違いないと思う。減量する必要がありそうだ。
今昼から処方変更があった。アモキサン25mgがなくなりトリプタノール25mgが一錠になった。その他デパス1mg、マグラックス330mgx2に変化はない
今日は洗濯用した。病棟にコイン式全自動洗濯機と乾燥機がある。専用のホワイトボードに名前を書いて書いた順に使う約束になっている。洗濯機は一回150円、乾燥機は30分100円だ。
13:00ごろ激しい雷雨があり瞬停があった。mECT(修正型電気痙攣療法)を行う専用手術室、ECTユニットは電源バックアップを行っているだろうか。しかし相手が雷だと機器が誤動作する危険性がある。雷雲がさるまで延期した方がよさそうだ
夕食後の処方はアモキサン25mg×2とトリプタノール25mgx1だ。
変則的な処方が続いている。朝と夕はアモキサン25mg×2とトリプタノール25mgx1。昼はアモキサンなしでトリプタノール25mg。いずれもデパス1mgx1、マグラックス330mg×2、スルピルド50 mgが含まれる。就寝前はヒルナミン5mg×2、ロヒプノール2mg、そしてトリプタノール25 mg×2だ。
病棟のタイムテーブルを示しておこう。
6:30 起床、洗面、病棟の出入り口が開かれる。
7:30 朝食、食後薬服用
9:00 検温、血圧測定
9:30 入浴(月木土曜)
11:30 昼食,食後薬服用
14:00 シーツ交換(木曜)
17:00 病棟の出入り口が閉じられる
18:00 夕食、食後薬服用
20:00 就寝前薬服用
21:00 消灯
今日も入浴日だ。体重を計ってみた。61.0kgだった。食事の量を減らした効果は出ているようだ。2日間で0. 4 kgさがった。このペースなら7月27日の入浴日には60. 4 kgに戻れそうだ。空腹感はない。出される食事の量が多過ぎるだけなのだ。
昨晩下剤(ラキソベロン)を20滴飲んだせいで下痢になってしまった、次回は10滴 にしよう。
連休を自宅外泊していた人達が帰ってきた。夕食時の人数は30名だった。
夜になって自宅から電話があった。光電話がつながらない状態になっているという。前にも同じ現象があってルーター本体をパワーオンリセットしても復旧せず、ネットワークからログインして再起動しないと復旧できない。NTTにクレームをつけ4月にルーターを交換してもらったばかりだ。ハードウエアの異常よりファームウエアのバグの可能性が高い。
午前3時に早朝覚醒してしまいその後寝つけなかった。まあ21:00には寝たので6時間は寝ているからそれほどの寝不足ではない。入院1週間がたった。院内単独外出許可は出るだろうか。処方もトリプタノールだけになるのだろうか。本日中に分かることだが気になる。結果は後に記す。
10時ごろS先生が見えて院内単独外出許可をしてくださった。詳細は不明だが今日の昼から処方も変わるとのこと。今日の夕食人数は40人。
2006年7月19日水曜日
単独外出ができるようになったので6:30から散歩に出かけようと思ったがあいにく雨。傘がないのであきらめた。朝食後の処方はアモキサン25 mg×1、トリプタノール25 mg×2。割合が逆転した。変更後の処方は下表の通り。
朝 | 昼 | 夕 | 寝る前 | |
アモキサン25 mg | 1 | 0 | 1 | 0 |
スルピルド25 mg | 1 | 1 | 1 | 0 |
デパス1 mg | 1 | 1 | 1 | 0 |
マグラックス330 mg | 2 | 2 | 2 | 0 |
トリプタノール25 mg | 2 | 1 | 2 | 2 |
フルニトラゼパム2mg | 0 | 0 | 0 | 1 |
ヒルナミン5mg | 0 | 0 | 0 | 2 |
今日のオープンセミナーは「心の病気?」というテーマでS先生が講演した精神医学における心とは、心の病気とは、障害とは何かという内容だった。近視や糖尿病のとの対比や精神病を論じたが抽象的すぎてわかりづらくかった。
朝6:40から散歩し7:15に帰った。去年入院した時は数名のグループで6:30から散歩する習慣があったが今はなくなっていた。1人で広い構内を歩いた。
昨日妻が私の勤務先からの要請で出向いた。試用期間中の休職3ヶ月だ。。進退に関する話かと思ったが、ボーナス支給と病状についての話だったとのこと。ちょっと拍子抜けした。
入浴日だったので体重を計ったら60.0 kgだった。3日間で1 kgの減量に成功したことになる。
トリプタノールは、日量175 mgまで上げたのに今の所症状に大した変化はない。どちらかというと抑うつ感は悪くなっている。2002年7月には著効があったのに長期間服用したためか、アモキサンより効果は低い感じがする。S先生に伺ったところトリプタノールにそういったことはないとおっしゃっていたが精神科の薬は個人差が大きいので一般的な話は個人個人には当てはまらないうことも事実だ。
2002年の入院時に初めてトリプタノールを飲んだときには1週間で確実にこれで治ると実感したが今回は著効は感じられない。S先生はまた処方変えるとのことでアモキサンなしにしてトリプタノールをさらに増加するようだ。少量のアナフラニールを使っては、どうかと提案したが、まずトリプタノールをもう少々検討した後、考えてみるとのことだった。
7月18日に「患者様の声シート」で2つの提案をした。ひとつはトイレットペーパーを最後まで使わせるにはペーパーホルダーを2台ずつ設置すること。もう一つはトイレと洗面所に逆性石鹸かアルコール消毒器を用意すること。
昨日トイレに入ったところで既にペーパーホルダーが2つになっていて対応の早さに驚いた。
それにしても早い対応だ。ご意見箱を毎日見ているのだろうか、あるいは投書したのをみて、その都度開けているのだろうか。また読んでから実際行動するのも早い。ペーパーホルダーを購入するのはお金が必要で投書を読む→採用可否を検討する→金銭的決済→購入→設置という5ステップを踏んでいると思われるが2日で実行できるシステムは素晴らしい。
一方消毒液については、飲んでしまう患者がいる危険性があるため、故意に設置していないとの事。
朝 | 昼 | 夕 | 寝る前 | |
スルピルド25 mg | 1 | 1 | 1 | 0 |
デパス1 mg | 1 | 1 | 1 | 0 |
マグラックス330 mg | 2 | 2 | 2 | 0 |
トリプタノール25 mg | 2 | 2 | 2 | 2 |
フルニトラゼパム2mg | 0 | 0 | 0 | 1 |
ヒルナミン5mg | 0 | 0 | 0 | 2 |
上の表は7月21日から実施される処方だ。アモキサンが50 mgから0 mgに、トリプタノールが175 mgから200 mgになった。処方せんには4日分が指示されているので7月24日までは少なくともこのままの処方で行くわけだ。
朝のグループ散歩の習慣はなくなったと7月20日に書いたが今朝は4人が同時に院内外出した。7:35に私も1年前の順路で後を追ってみたら合流できた。
国立精神神経センターの構内は広い。森や作業療法に使う農地がある。途中でセブンイレブンによってお菓子を買いベンチがある広場で、お菓子を食べて病棟に帰る。約40分の所要時間がかかる。ちょうど良い散歩道だ。
入浴日なので体重計ったら60.4 kgだった。0.4 kg増加してしまった。ダイエットは難しい。
ところでアモキサンを0 mg、トリプタノールに200mgの処方になったがどうも体調が思わしくない。抑うつ気分が強く、倦怠感もある口渇など副作用も強い。これならアモキサンの方がよかった気がする。
今朝も3人で散歩に出かけた。霧雨が降っていたのでセブンイレブンまで行って帰ってきた。まだ梅雨明けしていないので雨の日が多いのはしょうがないが、九州の記録的豪雨はひどいらしい。
ベッドサイドに各々テレビがありホールに設置されているカード販売機でカードを買って、テレビの横にあるカード読み取り機のカード挿入口に入れると見ることができる。利用料は1,000円で8時間20分となっている。1分当たり2円だ。余った分は精算できる。
私はテレビ嫌いだが新聞も読めないのでニュース番組だけを見ている。
昨日、今日と下痢が続いている。マグラックス330 mgを朝昼夕と3回2錠を飲んでいるのが原因と思われる。処方を修正してもらうようお願いした。3回1錠だと不足で、便秘になるのでとりあえず2-2-1-0。それでだめなら2-1-1-0とするのがよいだろう。
夕食にうなぎが出た。土曜の丑にちなんだものだろう。うなぎ自体驚きながら、禁魚なのに例外としたうなぎ、サケ、マグロ、カツオの指定や守られていたことだ。
夕食後の処方ではマグラックスを1錠にしてもらえた。2-2-1-0になったわけだ看護師間の連絡はよく通っている。
今日も雨。1人で屋根のついた渡り廊下を歩いた。2回往復して約40分。ずいぶん長い廊下だ。この病院の広さに改めて驚く。入浴時また体重を計った。60.0 kgだった。4月20日から0.4 kg減少した。
夕方S先生がいらして、もうそろそろmECTを始めるとおっしゃった。その時は応じる答えをしたが、mECTを始めてしまうと抗うつ剤探しは不可能になってしまう。考え直してmECTを延期して抗うつ剤をもう少し試してみるよう、S先生をお呼びしてお願いした。
S先生はリチウムをたそうとしていらっしゃるが、私としてはトリプタノール、アモキサン以外のまだ試していない抗うつ剤を試してもらいたい。
なぜならリチウムの効果が表れるのは、数週間たってからだと聞いた。それではmECTを先延ばしにした意味がない。抗うつ剤なら早ければ1週間で効果が表れる。
夕方からの処方に変更があった。
朝 | 昼 | 夕 | 寝る前 | |
スルピルド25 mg | 1 | 1 | 1 | 0 |
デパス1 mg | 1 | 1 | 1 | 0 |
マグラックス330 mg | 2 | 1 | 1 | 0 |
トリプタノール25 mg | 2 | 2 | 2 | 0 |
リーマス100 mg | 1 | 0 | 1 | 0 |
フルニトラゼパム2mg | 0 | 0 | 0 | 1 |
ヒルナミン5mg | 0 | 0 | 0 | 2 |
寝る前のトリプタノールが0 mgになり朝夕にリーマス200 mgが追加された。
S先生に手紙を書いた。趣旨は「まだ使っていない抗うつ剤を試してもらいたい。特にトフラニールとにリチウムはどうだろうか。」といったものだ。
今日は6:30に洗濯の1番をとって8時から洗濯をした。曇っていたので乾燥機を使った。30分では十分乾かなかったので1時間かかった。洗濯機150円、乾燥機200円。350円かかった。
今朝は2:00に早朝覚醒してしまい、その後再入眠できなかった。睡眠5時間はさすがにつらい。かといって昼寝してしまうと、夜眠れなくなってしまうので我慢している。
奥歯の詰め物が取れてしまって大きな穴ができてしまった。歯医者は苦手だが放置するわけにはいくまい。看護師に連絡し、主治医のS先生に来ていただいた。近くの歯科医院に行くのと思ったら構内にも歯科医師がいるので簡単な処置はできるとのことだった。
朝の検温では36.9℃と微熱があった。風邪のぶりかいしかと思ったが午後には平熱に戻った。
たしかに病院内に歯科はあった。整形外科もあった。いずれも入院患者しか診ない。
詰め物が外れたのではなく、虫歯で歯が欠けたとのこと。タービンで削られるかと思ったが今日はレントゲンを撮っただけで終わった。次回の予約を7月31日にとって戻ってきた。
前にも書いたが入院中の他科受診は便利だ。病室で待っていると順番が回ってきたとき、内線でナースステーションに連絡が入ってい呼び出してくれる。歯科に行って待つ必要はない。治療代金も入院費に含まれるので、1回ごとに支払う必要もない。病院の内部なので歩いて行けるなどなど。
今日はゴキブリ退治の業者が来て、薬剤を散布していった。喘息が悪くなるのを恐れたが臭いはなく、喘息も大丈夫だった。
S先生に手紙を書いた。リチウムを試した後に抗うつ剤を変更するのではなくリチウムと同時に抗うつ剤を変更してほしいという内容だ。果たして聞き入れてくれるだろうか。
今日はオープンレクチャーがあった。お願いをどうやって断る方法を通じて、攻撃的にならず、受け身的にならず、伝わる会話になるか寸劇を交えての講演だった。具体例は分かりやすかったが自分の場合どうやって対処するのが良いのか、もう少し一般化した方法を組みいれてほしかった。
6:30から1人で散歩に出かけた。グループで出かける習慣はやはりなくなっていて、7月20日のグループが例外だったらしい。いつもより大回りしてセブンイレブンにはよらず正味40分歩いた。
入浴日なのでまた体重を計った。59.2 kgだった。7月24日から0.8 kg減少した。ご飯の量は大盛り、並み盛り、小盛りの3段階を選べる小盛りを指定してその半分を食べている。
それなのに体重の変化は単調減少にはならず増加することもあった。食物の減少に対し身体は吸収率を高めて対応するのだろうか。
2006年7月28日金曜日
今朝から処方に変更があった。
朝 | 昼 | 夕 | 寝る前 | |
スルピルド25 mg | 1 | 1 | 1 | 0 |
デパス1 mg | 1 | 1 | 1 | 0 |
マグラックス330 mg | 2 | 1 | 1 | 0 |
トリプタノール25 mg | 2 | 2 | 2 | 0 |
リーマス100 mg | 1 | 1 | 2 | 0 |
フルニトラゼパム2mg | 0 | 0 | 0 | 1 |
ヒルナミン5mg | 0 | 0 | 0 | 2 |
リーマスが200 mgから400 mgに増加された。
抗うつ薬の変更は実現されなかった。それならmECTを遅らせることはなかった。なぜS先生はリーマスにこだわるのだろう。「トリプタノール+リーマス」と「トフラニール+リーマス」を比べてトリプタノールのほうががよいという根拠はあるのだろうか。合理的な理由があるなら知りたい。理由がないのなら患者の希望に沿った治療してほしい。
今日はオープンレクチャーがあった。心理療法士のI先生が精神科の養生について講演した。
精神科の病気は心の病気というよりも脳の病気だ。
体の働きが悪くなったのを知るのは悩だが脳自身の病気を脳は知ることはできない。
治療は医療関係者の守備範囲。
養生は患者の守備範囲。
気持ちがいいことをする。
気持ちが良い=楽なことではない。
山登りは楽ではないが気持ちいい。
原因探しではなくどうしたら良くなるかを考え試してみる。
項目を抜き出すと上記の通りだった。
I先生の講演は7月14日に聞いて今回は2度目だが大変わかりやすい。
朝散歩するのが私の日課となった。広大な敷地にいろいろな経路があるので同じコースを回るより楽しい。
入浴日なので体重を計った。59.0 kg。7月27日より0. 2 kg減少した。
今のままの食事をしていると退院時には何kgになるだろうか。体重は減少しているが、ウエストはあまり変化がないのも気になる。大学生時代はウエスト72cm、体重52 kgだった。そこまでは無理だろうがウエスト80cm以下になると着られる服がたくさん未練がましくストックされている。当面の目標を55kgとしよう。
歯科は7月31日が次回の予定だが今日、治療予定の歯の1部が欠けてしまった。型をとったわけではないから大した影響はないと思うがどうだろう。一応かけらを取ってあるが使えそうもない。
洗濯をした。天日干しにしようかと思ったが気力が足りず安易なコインドライヤーを使った。37.0℃、熱がある。道理でだるいわけだ。
洗剤はあと3回分しか残っていない。2週間のつもりで入院の支度をしたのだから当然だ。あとで買ってこよう。
エコスたいらやに行って花王エマールという洗濯用液状洗剤285円とコスメティックのうるおいUPボデーソープ399円を買ってきた。選定理由は単に1番安かったからだ。
さて7月31日以降の治療はどうなのだろうか。mECTを開始するか薬物療法を続けるか迷っている。mECTが効くことは分かっている。しかし3カ月ぐらいで再発する可能性があり、維持療法として2週間程度の入院を3ヶ月おきに繰り返さなければならない。これでは会社員は無理だろう。かといってトフラニールは効く保証はない。アナフラニールのように躁転する可能性もある。電話で妻と相談したがはっきりした結論は出なかった。
今朝は散歩をせず病棟の見取り図を書いた。
歯科の予約日で9:30に呼ばれたので出かけた。最後に歯科の治療を受けたのははっきり覚えていないが15年ぐらいは経っている。麻酔の注射をし、キーン、ガリガリと削ったあと、レジンを詰めて完了。約30分かかった。しかし今はレジンだけで治療完了なのか。以前はレジンは仮止めで、型をとって金属の詰め物を接着剤で貼り付けていた。もっと昔はアマルガムという水銀の合金を使っていた。時代は変わるものだ。
3-1病棟に戻ると10時ごろちょうどS先生がいて短い問診の後、リーマスをさらに増量する旨を告げられた。準備していなかったのでいつまでに日量なんmgまで増量するのか予定を聞き損なった。
部屋に戻ると風呂のアナウンス。良いタイミングで入浴した。体重は変わらずの59.0 kg。7月27日に59.2 kgになって以来、足踏み状態だ。60 kgの時も7月20日から7月24日までに60.0-60.4-60.0と足踏みしてから7月27日に59.2 kgと一気に落ちた。59 kgでも同様にストンと58 kgになるのだろうか。
⇒続く
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