うつ病との闘い方

はじめに

私は2001年以来鬱病を患っている。振り返ってみるとあの時ああしておけばよかったということが多々ある。それらをなるべく簡素にまとめたいと思う。

精神科を受診しよう

自分がうつ病かもしれないと思ったら、まずは精神科、心療内科を受診しよう。当たり前のようでこれが案外難しい。他の診療科に比べてはじめていくときは多少勇気がいる。内科など一般の医療機関で抗鬱剤を処方できないことはないが、抗うつ薬は各人によって作用か異なる微妙な薬だ。専門の精神科に見てもらうことをお勧めする。

障害者自立支援法の申請

うつ病と分かったら、障害者自立支援法の申請をして、患者票を手に入れよう。通院医療費が健康保険だけの30%負担から、10%負担に減る。前年の収入による上限額を超えた場合、超過分は全額支給される。

たくさんの抗鬱薬を試してもらおう

鬱病の第一選択肢は抗鬱薬を飲む薬物療法だ。まずは副作用の少ないSSRI, SNRIが処方させることが多いと思う。しかしそれが効かない場合長期間連用していてもよくはならない。量を増やしたり、三環系、四環系の抗鬱薬も試してもらうようにしよう。

主治医とはそうした話も気さくに話せる関係が重要だ。もしそれができないなら、転院して何でも思っていることを話せる医師を探そう。また自分がのんでいる薬が何なのか理解しておき記録することを勧める。

入院しよう

数ヶ月抗鬱剤を調整しながら通院してもよくなる気配がなければ、思い切って入院しよう。2週間に1度程度通う通院とは違い、毎日病状を見てもらえるし、余計なことを考えずに治療に専念できる。

健康保険傷病手当金

病が重くなり、通勤できなくなったら、休職して健康保険傷病手当金を請求しよう。標準報酬月額の6割が1年6ヶ月を限度に支給される。この期間にうつ病を治せるかがひとつの山だ。

難治性うつ病

うつ病の治療法は、薬物療法以外にもある。SSRI, SNRI, 三環系、四環系の抗鬱薬を試してよくならなければ、mECT, TMSの実施を考えよう。

社会復帰は慎重に

うつ病は罹りはじめと治りたてが一番危険な病気だ。社会復帰はごく慎重に一歩ずつ確実に行おう。


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